ハ ク





私はハクが好きです。
「きゃー!ハクラブ〜!!」というような感じとはちょっと違うんですけど、でもTVや雑誌なんかでハクを見かけると「あっハクだ!わ〜い♪」と思ったりします。

どこが好きかっていうとですね、簡潔に言うと「やさしくておろか」なところかな〜。

そもそもコハク川が埋め立てられた時に、魔女の弟子になりますよね。己の運命を直視することができずに逃げたんだと思うんです。それはとても愚かなことですよね。

そして、ハクって千尋を助けたりしますが、実は頼りになる人ではないですよね。たとえば「もののけ姫」だったら、みんながアシタカを頼りにしていましたけど、ハクはなんか危なっかしいというか、何をしでかすかわからないというか、なんか自らを傷つけてしまいそうな、安心して見ていられないようなところがありますよね。千尋にも心配されてたし。

そんな放っておけないようなところが、なんだか母性本能をつっつかれて、胸キュンッとなるんですよ。頼りにならないところがいいんですよね〜。

なんたってハクは神様ですからね。頼りになってなんでもできる万能の人だったら、ただの千尋を守って導いてくれる保護者的存在で終わってしまったと思うんです。千尋と一緒にいてもなんか距離感ができてしまって、釣り合わなくなっちゃうと思うんですよ。

愚かだけど強がる、非力だけど精いっぱい千尋を守る、ってところがいいんです。


ハクの声についてもそうですね。
入野自由くんのちょっとぶっきらぼうな感じの喋り方が、ハクを普通の男の子っぽくしていてとても良いです。神様なのに、何故か変声期の少年の声をしている(笑)
だから千尋と釣り合うんです。

最初、予告でハクの声を聞いた時、アシタカ役の松田洋治さんの声と似ていると思ったんです。(実際、宮崎さんは洋治さんのような声が好きなので、似ている声の人をスタッフの人が選んだんだそうです)洋治ファンの私としては「そんなら洋治さんでいいや〜ん!」と思ったりしたんですけど、でも、洋治さんだとかっこよくなりすぎて、神様としての威厳は出ると思うけど、普通の男の子っぽさはなくなってしまうと思うので、自由くんの声で良かったな〜と今では思っています。(でも洋治さんのハク、かっこいいだろうな〜。)


ところで、宮崎さんが描くハク、スタッフが描くハク、作画監督の安藤さんが描くハク、とそれぞれ微妙に違うんですけど、私は圧倒的に安藤さんの描くハクが好きです。なんだかね、色っぽい(〃^^〃)雅な感じです。でも一番普通の男の子っぽいのは宮崎さんが描くハクですね。これもモーレツかっこいいです。


あ、それともう一つハクの好きなところ。千尋しか見えていないところが好き(笑)

宮崎さんが書かれた「あの日の川で」という詩の一節にこんなのがあります。

   誰かのために生きている私
   私のために生きてくれてた誰か

ああ…やっぱり二人は、二人で一つなんですね……

ところでこれ、「生きてくれてた」って過去形なんですけど…
これはハクは元の世界に戻ったら死んじゃうってことを表しているんではないですよね?!
違うもんね??!!



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