初めて見た時の感想 





すでに9ヶ月前の(これを書いている時点での)出来事。。。(^^;
一生懸命当時の気持ちを思い返してみたい思います。


私が初めて「千と千尋の神隠し」を観たのは7月の下旬頃、公開されてすぐでした。平日の昼過ぎとはいえ、夏休みのわりにはすいてるなという感じでした。

ちなみに私は、公開される前に友達に「千と千尋観に行くの?」とメールをもらって、
「ん〜、でも千尋がかわいくないしな〜」などという返事をしていました。期待してなかったわけじゃないけど、あんまり乗り気じゃなかったですね。
でもまぁ、予告とかを見ておもしろそうだなとは思っていたかな。

なんかね、予告で「いつも何度でも」を聴いた時に、この映画は切ない映画になると思ったんですよ。私は予告だけで泣いてしまいましたvvv結果として当たっていたというか、この曲が映画のすべてを表していたと思うんですけどね。

…で、そんで映画を観終わった時の一番の感想は、実は
「どうしよう…もしかしてあんまりおもしろくなかったかも…」というものでした。
釈然としない気持ちで映画館を後にしました。

やはり、たくさんの方が言われてるように、後半の展開がちょっとあっけなく感じたし、なんでそうなるの?という疑問点が残っていたからですね。
あと音楽もなんか印象に残んなかったし、予告では「いつも何度でも」を聴いて泣いたくせに映画で聴いた時は何故か泣けなかった。
まぁ多分「これで終わりなんか?まだなんか最後に続くよな?」という不安を胸に抱えていたからだと思いますけど。

宮崎さんの映画を観ておもしろいと思わなかったのは初めてでした。
私は宮崎さんには絶対的な信頼を寄せてますからね。複雑でした。


しかし…そんな気持ちと裏腹に、家に帰ってから「いつも何度でも」を聴いていると止めどなく涙が溢れてきました。どうしようもなく切なくなってきました。
あん時は…何があんなに泣けてきたのかな。今ではあんまり憶えてないですけど、やっぱり映画の世界全体が持つ切なさが少しずつ胸に、あとからあとからじんわりと効いてきたんだと思います。
あとやっぱハクと千尋の別れが…vv

あの映画はね、観てすぐに「あーおもしろかった」とか「うを〜泣ける〜vv」と思うような映画じゃないようですね。

私のイメージとしては、心の中の深いところにある真っ白で透明で静かな水面に一粒の雫が落ちて、ゆっくりと音もなく波紋が広がる、という感じなんです。
う〜ん言ってて恥ずかしい。。。

私は何回か映画館に観に行ってますけど、映画を観ている最中よりも見終わった後のほうが泣けてくるんです。時には劇場を出てトイレの中にこもってしばらく泣き伏せってしまったりとか、時には映画を観て2日後くらいに布団の中で眠りに就こうという時に映画のことを思い出し、なんだかもう号泣してしまったりとかもしました。


「千と千尋」ってつくづく不思議な映画ですよね〜。
今となっては、もう何故これほどまでにってくらい大好きな映画となりました。
印象に残らないと思っていた音楽も2回、3回と観るうちに素晴らしいと思うようになったし(いわゆるスルメソングだったんですね←かめばかむほど味が出る)、謎が多いのも、最初は困惑したけど、それがこの映画のいいところだと思えるようになりましたしね。


宮崎さんの映画は昔から好きだけど、こんなに何ヶ月もたっても頭から離れないなんて初めてのことです。(あ、でもラピュタを初めて見た時もそうだったかな?あん時はカルチャーショックでしたから)

とにかく私はこの映画を作ってくれた宮崎さんやジブリのスタッフの皆さんに、本当に感謝したいと思います。


あ、そうだ。思い出した。。。
最初にチラシでハクを見た時「おかっぱ…おかっぱや……」と思いました(笑)
今ではおかっぱ大好きです(笑)



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