その後の物語


(あらかじめ言っておきますが、超手抜きですので…vvv)








「千尋、どこ行くの?」

「理砂ちゃんと約束してるのー」

「夕方になったらおばさんたちが来たらお墓参りに行くんだから、早く帰ってくるのよ?!」

「はーい」










お盆で、多摩市にあるお父さんの実家に来ている荻野一家。

そこは以前住んでいたところのすぐ近所で、

千尋は久しぶりに友達に会えると、朝からソワソワしていた。





「理砂ちゃんやみんな、元気にしてるかな。嬉しい〜♪」














気がはやって約束の時間より大分早くに出てきてしまった。





「このへんも久しぶり。ちょっと近所をまわってみようかな…」







この家の犬いつもうるさいんだよねー。暑くないのかなぁ。

この家は相変わらずきれいなお花でいっぱいだぁ。

あ、ここのローソン閉まっちゃってる!






セミの鳴き声。肌にまとわりつく湿った熱い風。焼くようなアスファルトの熱気。

それでも千尋は見慣れた懐かしい町並みに会えたのが嬉しくて、足をどんどんと進めていった。






あ…こっちの方って小さい頃よく来たけど、最近はあんまり来たことなかったなぁ。












新しい道路に、新しいマンションが立ち並ぶ。






なんかすっかり変わっちゃってる…

そっか、長いこと工事やってたもんね。






あたりを見回しながらゆっくり歩いていると、ある物が目に付いた。

マンションの敷地の隅に小さく建っていた、それは…















なんとなく気になって、近づいてみた。









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